枚方市議会9月定例月議会が閉会しました。
補正予算や決算の認定、市駅周辺再整備など、市民生活に直結する重要な議案が審議されました。
一般会計補正予算では、補聴器購入補助の対象拡大や、ケアプランデータ連携システムの導入など、福祉分野も充実が図られました。
財政の状況は、市税収入が増え実質収支は黒字でしたが、単年度収支は2年連続の赤字で、“貯金を取り崩しながら”の運営が続いています。
今後は、何に力を入れ、何を見直すのか、将来を見据えた判断が求められます。
市駅周辺再整備では、「⑤街区を新庁舎の位置とする条例改正案」は提出されませんでした。全員協議会では、定期借地の検討が進められる方針が示されました。
反対の立場の方は「止めたい」という強い思いから積極的に声を上げられます。
一方で、賛成や中立の方は「特に問題ない」と感じ、あえて発言しないことも多いものです(いわゆるサイレント・マジョリティ。以前、市民の方からも市に対してサイレント・マジョリティの意見を拾ってとご意見がありました)。
反対の声が届きやすいのは、「声を上げる人のせい」ではなく、感情的・構造的な理由で起こってしまいます。その声に押されすぎると、沈黙の声が拾われなくなることも。
そうなってはいないか…私が市民の方との“世間話”から感じるお声とは少し違う印象を受けることもあります。
一般質問では、
①学校における保護者対応
②避難行動要支援者(名簿・個別避難計画)についてを取り上げました。
地域の方からの声をもとに聴き取りを重ねたテーマです。
地域の方の不安や負担が過度にならないよう、福祉専門職と連携しつつ、まずは「安否確認」ができる仕組みが必要だと感じています。
長丁場の議会が終わりましたが、また次の宿題が溜まっていきます。これからも市民の皆さまに学ばせていただきながら、市政を前へ進めてまいります。
